防衛省は2013年(平成25年)度の補正予算で約1,197億円を計上しました。このうち、頻発する災害への自衛隊の対処能力の向上をめざし、陸上自衛隊向けのCH-47JA輸送ヘリコプター2機、UH-60JA多用途ヘリコプター1機の整備を含めた約379億円を計上しています。
大規模災害の発生時には活動拠点となる駐屯地、基地の整備、派遣部隊の輸送や被災者の救出、救助や物資の輸送、現地状況の偵察、被災者の捜索、生活支援などの活動を長期にわたり実施するため、必要な各種装備品、緊急登庁支援用備品等の資機材を整備することが狙いで、ヘリコプター以外に人員探知レーダの整備などがあげられています。
このほか、自衛隊の安定的な運用態勢の確保をめざし、F-15戦闘機の火器管制レーダー用部品の取得なども計上しています。