アメリカ海軍を悩ますF-35BとMV-22Bの高温排気問題

アメリカ海軍を悩ますF-35BとMV-22Bの高温排気問題

アメリカ海兵隊の新鋭機、F-35BライトニングIIとMV-22Bオスプレイの高温排気が、海軍の強襲揚陸艦の飛行甲板にダメージを与え関係者の頭を悩ませています。USNI Newsが2014年1月15日に伝えています。

記事によると、新型強襲揚陸艦USSアメリカ(LHA-6)の飛行甲板が、F-35BとMV-22Bの高温の排気によりダメージを受ける恐れがあり、有効な対策がとられるまで運用制限が課せられるというものです。

F-35BはAV-8Bハリアーより高温の排気ガスを飛行甲板に吹き付け、MV-22Bもエンジンナセルからの排気により飛行甲板にダメージを与えたことがあります。アメリカより後に建造されるUSSトリポリ(LHA-7)とまだ命名されていないLHA-8については、対策がとられており運用制限はとられない模様です。

強襲揚陸艦自体が、それほどF-35BやMV-22Bを頻繁に運用するわけではないので、作戦には支障ないとしていますが、費用対効果の高い対策を模索中とのことです。

海上自衛隊の「しもきた」にMV-22Bが着艦した際には、排気が吹き付ける部分に可搬式の耐熱パネルを敷いて甲板を保護していました。

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