アメリカ国防総省幹部が、F-35ライトニングII計画を批判する報告書をまとめ、議会に提出する見込みです。ロイター通信が2014年1月24日に報じています。
報告を作成したのは、国防総省のマイケル・ギルモア運用試験・評価局長で、ソフトウェアと整備性、信頼性に問題があるとし、とくにブロック2Bソフトウェアは試験完了までに13ヶ月の計画遅延の可能性があるとしています。また、ミサイル攻撃による推進剤火災の弱点も指摘しています。
一方、開発の責任者であるクリス・ボグダン空軍中将は、計画は順調でギルモア局長の指摘は軍やメーカーの取り組みを評価していないと反論しています。
ギルモア局長は、ブルームバーグによると海軍のP-8Aポセイドンについても、レーダーやセンサー情報の統合に問題があり、効果的でないと断じています。