エアバスは2014年1月28日、A350-900の3号機、MSN3の「F-WZGG」がカナダのイカルイト空港で寒冷地テストを行っていると発表しました。高地テストを行っていたボリビアのコチャバンバ、ラパスから移動して、すぐに寒冷地テストに入ったもの。
イカルイトでは氷点下2桁台を記録する極寒の地で、高地テストと同様にエンジン、補助動力装置(APU)、各種システムのオペレーションを確認します。航空機の全体の挙動確認や、性能の検証で、特にエンジンが冷えた後の動作検証、低速タキシング、離陸中止操作、雪の中の逆推力装置(スラストリバーサ)の動作確認を行います。
エアバスではヨーロッパ航空安全局(EASA)とアメリカ連邦航空局(FAA)からの型式証明を取得し、2014年第4四半期の運航開始を目指しています。