マレーシア航空機捜索にC-130HとP-3Cを派遣

マレーシア航空機捜索にC-130HとP-3Cを派遣

航空自衛隊のC-130H輸送機、「75-1078」1機が2014年3月12日、マレーシアのスバン空港に向け出発しました。この機材は那覇基地に前進していたもので、日本政府がマレーシア政府から支援要請を受けていた消息不明のマレーシア航空MH370便の捜索に協力します。

防衛大臣から2014年3月12日付で「国際緊急援助活動の実施に関する自衛隊行動命令の一部を変更する行動命令」が発出されたことを受けた派遣で、命令発出前に、防衛大臣を議長に副大臣、政務官、防衛事務次官、大臣官房長、各局長、各幕僚長、情報本部長などが出席し、防衛会議が開催されています。

自衛隊からは3月12日深夜に民間機を利用し、現地に先遣隊4名が派遣され、マレーシア関係機関や捜索を行う関係国と調整が行われています。防衛省ではC-130Hの1機に加え、さらに1機を派遣、1機を本邦待機とさせ、海上自衛隊のP-3C哨戒機2機を派遣する方針です。

小野寺防衛相は外務省からの報告として、マレーシア政府から1機でも多く航空機による捜索に協力して欲しいとの内容を受け、5機を確保しました。航空機事故の捜索で自衛隊を海外に派遣するのは今回が初めてとなります。

なお、日本政府は海上保安庁の航空機派遣もにも対応できるよう準備を行っています。

この記事に関連するニュース
メニューを開く