KLM、食用油でパリ/アムステルダム間をフライト-9月から

KLM、食用油でパリ/アムステルダム間をフライト-9月から

航空機が排出する二酸化炭素を抑えるため、バイオ燃料を使う研究が続いています。パリ・エアショーの展示に向かうため、B747-8Fが大西洋横断フライトを果たしのもバイオ燃料。ただ、KLMオランダ航空が使う「油」は「食用油」でフライトと生活に密着感のある「油」だ。

KLMでは2011年9月から、アムステルダム/パリ間で実際にフライトする。すでに2009年にフライトが可能なことを実証済みで、今後、関係当局からの承認も得られる見込み。9月からのフライトでは従来の航空機燃料ケロシンとレストランなどで使用した油から生成したバイオ燃料を混ぜて飛ぶのだという。バイオ燃料を使うことで、エンジンをはじめ変更することもないので経費も抑えられる。

ただ、食用油からバイオ燃料を作ることがまだ費用がかかるそう。KLMでは「恒久的にバイオ燃料の価格が下がる必要がある」とコメントしています。

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