ANA決算、売上高は1.6兆円 国内線6,751億円 国際線3,953億円

ANA決算、売上高は1.6兆円 国内線6,751億円 国際線3,953億円

ANAホールディングスは2014(平成26)年3月期連結業績(2013年4月1日~2014年3月31日)を発表、グループ連結売上高は前年度比107.9%の1兆6,010億円、営業利益は63.6%の659億円、経常利益は55.8%の429億円、純利益は43.8%の188億円となりました。

国内線旅客事業では、収入は前期比101.4%の6,751億円でした。秋田/新千歳線、成田/広島線の新規開設、羽田/石垣線の再開、羽田/広島線、羽田/徳島線の増便など、地方路線の復便や増便など、ネットワークの充実をすすめました。また、新運賃「旅割75」をはじめ、割引運賃の予約・購入期間を拡大し、「特割」運賃を全路線で展開し、需要喚起を行いました。旅客数は42,668,000人、利用率は62.0%でした。

国際線旅客事業は、収入が113.5%増の3,953億円でした。中国線は堅調なビジネス需要に加え、中国発プレジャー需要が回復し、反日デモ発生前の水準まで回復しました。また、9月から成田/シカゴ線の増便、成田/ヤンゴン線の機材大型化とデイリー運航など、アジア方面デ機材の大型化を行い、ネットワークの充実、需給適合を行いました。旅客数は6,336,000人、利用率は73.9%でした。

2015(平成27)年3月期は売上高1兆7,000億円、営業利益850億円、純利益350億円の予想です。燃油価格の高止まり、為替レートの変動リスク、国内外における競争激化といった不透明な状況があるものの、中期経営計画の「コア事業の強化」「収益ドメインの拡大・多様化」「コスト構造改革の進化」を着実にすすめます。また、2015年度は機材では787-8に加え、787-9を新規導入し、羽田路線の強化に伴う「首都圏デュアルハブモデル」の推進と事業規模拡大に取り組みます。

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