ガルフストリーム、航続距離13,890キロのG650ERを発表

ガルフストリーム、航続距離13,890キロのG650ERを発表

ガルフストリーム・エアロスペースは2014年5月19日、G650の派生系、G650ERを発表しました。巡航速度マッハ0.85で航続距離7,500海里、13,890キロ、マッハ0.9で航続距離は6,400海里、11,853キロとなります。これはG650と比べ、926キロ航続距離が延伸されたものです。

G650ER

ガルフストリームではビジネスジェットで最長の距離を運航できる機材としており、ニューヨーク/香港間、ダラス/ドバイ間、サンフランシスコ/デリー間を直行でフライトすることができます。

すでに2014年のテスト飛行で、ロサンゼルス国際空港からオーストラリアのメルボルン空港へ6,947海里、12,866キロを飛行し、巡航速度はマッハ0.86でした。フライト時間は14時間58分でした。また、香港からアメリカ・ニュージャージー州のテターボロ空港に飛行し、7,494海里、13,879キロの飛行で、いずれも全米航空協会(U.S.National Aeronautic Association)の承認がとれ次第、スイスの国際航空連盟(FAI : Fédération Aéronautique Internationale)に世界記録として送付される予定です。

このG650ERにはロールスロイスのBR725エンジンを搭載し、アメリカ連邦航空局(FAA)の型式証明を取得します。2015年にも受注済みのG650からのアップグレード、G650ERの受注を開始する予定です。

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