エミレーツ、A350 XWBの70機分を発注キャンセル エアバスが発表

エミレーツ、A350 XWBの70機分を発注キャンセル エアバスが発表

エアバスは2014年6月11日、エミレーツ航空と合意していたA350 XWBの70機分の発注キャンセルに合意したと発表しました。エアバスの発注リストへの反映は、2014年6月末の予定です。

エミレーツは2013年11月のドバイ・エアショーでA380を50機発注する一方で、777Xを150機も発注しており、A350についてはその動向が注目されていました。当時のドバイ・エアショーでの発注は、民間機の発注では最高額の9.9兆円規模でした。

エアバスはキャンセルについて、ドバイ・エアショーでA380を50機追加発注を受けた機材戦略の見直しによるものと説明しており、特にA380の信頼性が改めて認められたとしています。

エミレーツ航空が発注したA350は2007年のもので、50機のA350-900と20機のA350-1000で、2019年から受領するスロットを確保していました。

これを受け、ロールス・ロイスはエミレーツの決定は残念としつつ、空いたスロットは他の航空会社により埋まると自信を表明しています。特に、A350の需要は高く、700機超の発注があり、トレントXWBエンジンは1,400基超の販売につながっています。エミレーツとは引き続き、ロールスロイス製エンジンを搭載した38機を通じ、良好な関係を築いていくとしています。

※記事内の一部文字を掲載後、修正させていただきました。

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