航空業界のIT技術団体、SITAは2014年6月18日、ブリュッセルで開催されたエア・トランスポートITサミットにおいて、2014エアライン・IT・トレンド・サーべイを発表しました。これはSITAと航空会社が共同で実施した調査です。
これによると2017年までに、運航便の遅延、欠航といった対応にIT技術をより多く使用し、対応したいという航空会社が90%にのぼりました。
大雨や吹雪といった悪天候のたび、多くの遅延便が発生し、航空会社や利用者の多くが混乱します。航空会社はその状況下でも、最良の方法で事態に対処するため、ソーシャル・メディアをはじめ、あらゆるIT技術を活かし、顧客サービスにつなげたいという考えを持っています。
傾向として携帯電話、特にスマートフォンなどのモバイルサービスを通じ、旅客が自ら旅行の継続や再予約を行うセルフサービスの手段を提供することに力が注がれています。航空会社はこうしたセルフサービス技術を中心に、改善をはかることも調査では明らかになっています。