エールフランス航空は2014年6月24日、パリ/ニューヨーク線のAF008便で、エコノミー、プレミアムエコノミー、ビジネスの新シートを搭載した777を初めて投入しました。エールフランスは777-200での新シート装備を皮切りに、2016年末までに長距離路線に投入する777-200、777-300の44機で新シートへリニューアルを進めます。
新しい客室を装備した777は順次、各路線に投入される予定で2014年末までに羽田線にも導入されます。2014年末までの導入路線はパリ発着で、シンガポール、ジャカルタ、ヒューストン、上海線で、2015年初頭にはドゥアラ、ドバイ、サンパウロ線にも投入されます。
エールフランスは、エールフランス-KLMで発注する787の100機のうちエールフランスは2015年末に初号機を受領する予定で、この機材にも新シートを装備します。2018年に受領するA350の初号機にもこの新シートが装備される計画です。
なお、エコノミーのシートは薄型を採用しており、膝周りを2.5センチ広くしたほか、トレイテーブルも現在のものと比べ広くなっています。各シートにはUSB、電源などを確保しているほか、音楽、映画、テレビ番組など1,000時間分を楽しむことができます。
ビジネスクラスはV字配列の「1-2-1」仕様で、1席配列のシートは窓側へ、2席配列のシートは足元が寄り添う形で配列されています。