アメリカ海兵隊最後のUH-1Nヒューイが退役【画像】

アメリカ海兵隊最後のUH-1Nヒューイが退役【画像】

アメリカ・ルイジアナ州ニューオーリンズ海軍航空基地の第773海兵軽攻撃ヘリコプター飛行隊(HMLA-773)で、2014年8月28日、UH-1Nヒューイの退役式典が開催されました。HMLA-773は海兵隊でUH-1Nを運用する最後の飛行隊でした。

HMLA-773は海兵隊でUH-1N

UH-1Nは陸軍の汎用ヘリコプターUH-1を双発化したヘリコプターで、1969年からベルで生産が始まり、海軍と海兵隊は1971年から205機を配備し40年間以上使用しました。ベトナム、グレナダ、ペルシャ湾、アフガニスタン、イラクで実戦に投入され、最後の実戦参加は2010年のアフガニスタンでした。

1996年に海兵隊は、UH-1N 100機をUH-1Yベノムにアップグレードすることに決定しました。UH-1YはAH-1Zバイパーの動力系統を移植したもので、エンジンがパワーアップされ4枚ローターとなり、航続距離、スピード、ペイロード、生存性、攻撃能力が向上しています。当初はUH-1Nを改造する計画でしたが、2005年に新造機を生産する方針に変更され、UH-1Yの部隊配備が進められてきました。

HMLA-773と海兵隊は、UH-1Yベノムと新たな歴史を築いていくとしています。

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