ドイツ空軍向けエアバスA400M初号機「MSN 18」が、2014年9月28日、エアバス・ディフェンス・アンド・スペースのスペイン・セビリア工場で、初めて4基のエンジンを試運転しました。これにより、引き渡しへ向けた最終的なテストが開始されました。
ドイツ空軍は、老朽化したトランザールC-160をA400Mでリプレイスする計画です。ミュンヘンのユーロプロップ・インターナショナルで組み立てられたTP400エンジンは、C-160の8倍のパワーを発揮し、大陸間をジェット機並みのスピードで、2倍のペイロードを搭載して飛行することができます。
また、軍の前線や災害現場に近い未整備の飛行場に着陸することも可能です。