ファイアフライはATRでの運航に専念-エアアジアとマレーシア航空提携で

ファイアフライはATRでの運航に専念-エアアジアとマレーシア航空提携で

マレーシア航空とエアアジアの資本提携による具体的な動きがひとつ現れてきた。

マレーシア航空の子会社で格安航空会社(LCC)のファイアフライ航空がフルサービスに衣替えする。マレーシアのメディアが報じている。同社はATR72-500型のターボプロップ機のみで運航する計画だ。提携発表時から、ファイアフライが手がけていた格安航空事業からマレーシア航空グループが撤退することを表明していた。

ファイアフライが保有するB737-800型、B737-400型のジェット機は同社のフリート構成から離れる。ファイアフライは2011年末までには737-800型7機、2016年までに30機へ拡大する計画だった。なお、この機材は新たに設立する航空会社「サファイア」へ移行される予定だ。

これで、マレーシア国内線はエアアジアの思いどおりの路線と価格で運航できる無風状態。今後のマレーシア国内で、特にファイアフライが運航していたクアラルンプール/コタキナバル線の価格動向が注目されるところだ。

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