最大離陸重量242トンに引き上げたA330初号機が最終組立 【画像】

最大離陸重量242トンに引き上げたA330初号機が最終組立 【画像】

ニュース画像 1枚目:A330 242トンの最大離陸重量
© AIRBUS S.A.S. / DOUMENJOU Alexandre
A330 242トンの最大離陸重量

エアバスは2014年11月6日、A330の最大離陸重量を242トンに引き上げた初めての機体を組み立てていると発表しました。公開された画像は、製造番号「MSN 1628」でデルタ航空に引き渡しされる機体です。

A330-200 最大離陸重量242トン初号機

画像はトゥールーズの最終組立ラインで胴体の組立を行っているものです。エアバスでは現在、構造部分の組立を完了、客室の装備に取りかかっているとしています。今後は、型式証明を取得するための試験機として使用されます。

この試験機は2機を用意しており、もう1機は「MSN 1627」と見られ、いずれも2015年第2四半期に営業飛行を開始するため、作業が進められています。

エアバスはA330の最大離陸重量を242トンに引き上げを2012年に発表し、これまで2年でプログラムを進めています。このアップグレードは将来のA330neoの基礎にもなる改良で、最大離陸重量を242トンへの引き上げにより追加の積載量を搭載できるほか、より長い航続距離を飛行することができます。

この最大離陸重量を242トンに引き上げた新たな仕様はすでに9社が発注を行っています。

A330-200 最大離陸重量242トン初号機

A330-200 最大離陸重量242トン初号機

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