エティハド航空のメンテナンス部門は、GE90エンジンを同社保有の777に7時間未満で交換する世界記録を達成したと、2014年11月19日付で発表しました。
エンジン吸気口カウリングは直径3.4メートル、全長は7.4メートルのGE90エンジンは重さ約8トン、推力は115,000ポンドを記録し、現在の商用機エンジンで最大、また最も強力なエンジンです。
通常のエンジン交換は20時間から25時間で、この交換作業により、フライトが出来ないことから、収益を減らすことにつながります。
世界記録の速さのエンジン交換は2014年11月10日、エティハド航空ライトメンテナンス施設で達成されたものです。航空機が運航できない時間を最小化し、定期的なエンジン交換の時間を最小限にする方法を模索してきた12名の整備士、エンジニアのチームが携わりました。同社ではエンジン交換の時間を最小限にすると同時に、最高の安全基準を維持することにも焦点を置いているとしています。
ちなみにこれまでのGE90エンジンの交換で最短記録は2009年にブラジルのTAM航空が記録していました。