アメリカン航空、2015年から保有機のリニューアルで20億ドル超を投資へ

アメリカン航空、2015年から保有機のリニューアルで20億ドル超を投資へ

ニュース画像 1枚目:アメリカン航空 新シートが装備されている777-300ER
© American Airlines
アメリカン航空 新シートが装備されている777-300ER

アメリカン航空は2014年12月8日、2015年から客室体験の向上をめざし20億ドル以上の投資を行うと発表しました。新機材の導入とあわせ、既存の機材のリニューアルを行い、最新設備にするものです。このうち、777-200の全機をリニューアルし、フルフラットシートを装備する計画です。

投資計画のうち、客室リニューアルはアメリカ国内線、国際線とも進捗しています。757、767-300で実施していますが、さらにA319の90機、777-200の全機を対象に機内全てをリニューアルします。これにより、ワイドボディ機のファースト、またはビジネスクラスのシートは全てフルフラットシートとなり、通路へ直接アクセス出来るようになります。

777-200はすでに一部機材をリニューアルしていますが、ビジネスにバーを備えるほか、照明を変更します。また、全ての機材で機内エンターテインメント設備を装備し、2016年末までに対象となる47機のリニューアルを完了します。

757はビジネスクラスでフルフラットを導入します。電源や機内インターネット接続も装備する予定です。この機材は大西洋、南米路線に投入されています。

A319はUSエアウェイズで主に使用され、主力機材として使用されてきました。この機材はシートが全てリニューアルされ、ファーストとエコノミーの2クラスから、プレミアムエコノミーにあたる「メイン・キャビン・エクストラ(Main Cabin Extra)」が24席装備されます。このシートには電源などが装備される予定です。対象の93機は2016年までにリニューアルが完了します。

767-300は11機がリニューアル済みで、さらに14機は2015年までにリニューアルが完了します。ビジネスは通路へ直接アクセスが可能になるほか、この機材でもインターネットアクセスが可能になります。

また、リニューアルにあわせ、737の新機材、A321のほぼ全ての新機材、A319のリニューアル機材には全ての列に電源が設けられます。777-300ER、787を含むワイドボディ機は全シートに電源が設けられます。これにより、旅客は充電を心配することなく、旅行中にも自身の端末を利用することができます。

プレミアム客室は、最新のボーズ(Bose)のヘッドセットを装備します。また、機内インターネットは777とA330、767-300、757、新たに導入する787全機の国際線で利用出来るようになります。

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