航空局、三菱重工の品質管理改善で毎月の報告を求める

航空局、三菱重工の品質管理改善で毎月の報告を求める

三菱重工業は国土交通省航空局安全部に社内規定違反が1191件あったことを報告した。これは同社大江工場で、貨物室ドアのヒンジ、点検用主翼パネルなど航空機部品が規定の手順に従わずに製造していた件で、厳重注意を受け、再度社内調査を実施、航空局に報告書を提出した。

各種の表面処理について、スペック上要求される時間を満たしていないもの、社内資格が必要な作業や検査が無資格の作業員が実施、作業記録の漏れ、検査印の押印漏れなどが発覚したという。同社では安全意識が低いとして、品質第一で人数、工数の配分などを見直す。また、飛行安全に対する意識を浸透するため、規程内容や規定遵守の教育を実施する。

航空局では2011年9月以降、毎月末に三菱重工業で実施される改善を報告するように求めている。

期日: 2011/08/26から
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