アメリカ、NATOなどアフガニスタンでの戦闘活動を完了

アメリカ、NATOなどアフガニスタンでの戦闘活動を完了

2014年12月28日、アフガニスタンの首都カブールで、アメリカとNATOを中心とした国際部隊の戦闘任務完了を記念する式典が開かれ、2015年から治安維持活動はアフガニスタン軍と警察に権限が委譲されます。

アメリカのオバマ大統領とヘーゲル国防長官は、それぞれ声明を発表し13年間におよぶ「不朽の自由作戦(Operation Enduring Freedom)」に関わった軍関係者を讃えました。アメリカは、今後「自由の歩哨作戦(Operation Freedom's Sentinel)に移行し、アフガニスタン軍への助言や支援を継続します。

NATOの事務総長も13年間の軍事活動を総括し、アフガニスタンとの新しい関係構築について声明を発表しました。NATOは国際治安支援部隊(ISAF)を引き上げ、「断固支援(Resolute Support)」ミッションに移行し、加盟14カ国の1万2,000名がアフガニスタン軍の支援を続けます。

2015年からはアメリカとNATOは戦闘の前面には出ず黒子に徹することになりますが、アフガニスタンにおけるタリバンの勢力は弱まっておらす、さらなる治安の悪化が懸念されています。

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