みずなぎによる西之島の観測、溶岩流は北方向に流出 新たな陸地形成

みずなぎによる西之島の観測、溶岩流は北方向に流出 新たな陸地形成

ニュース画像 1枚目:みずなぎ 12月15日の北西方向から見た西之島
© 海上保安庁
みずなぎ 12月15日の北西方向から見た西之島

海上保安庁は西之島付近の火山活動について2014年12月26日、羽田航空基地所属MA722の「みずなぎ」で12月25日に実施した観測状況を発表しました。この観測で西之島の火山活動は引き続き活発で、溶岩流は火砕丘から北方向に流出し、新たな陸地が形成されていました。

10月16日の観測と比べ、北方向に陸地が拡大しており、同行した東京工業大学火山流体研究センターの野上健治教授は「火砕丘にある火口の底にマグマ頂部が見えており、マグマの供給は活発なままである。北方向への溶岩の流出が継続し、新たな陸地の成長は今後も継続すると思われる」とコメントしています。

なお、西之島の形状は、東西は1,700メートル、南北は1,850メートル、面積は2.29平方キロメートルで、東京ドームの約49倍です。10月16日の観測では1.85平方キロメートルで東京ドームの約40倍でしたが、さらに面積を拡大させています。

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