ロイターは、2015年1月7日付の東京発ニュースとして、日本政府が川崎P-1哨戒機をイギリスへ売り込むことを検討していると報じています。
日本政府は防衛装備品の輸出規制を緩和しており、現在US-2救難飛行艇をインドに売り込んでおり、潜水艦についてもオーストラリアと交渉を開始しました。ここに加わりそうなのがイギリスへのP-1への売り込みです。
防衛装備品の輸出に関しては実績がゼロの日本にとって、武器先進国のイギリスへの輸出が実現すれば、世界的な評価がアップすると目論んでいるようです。
イギリス空軍は、2011年に大型哨戒機のニムロッドを退役させてから後継機不在の状態が続いており、後継機の検討が本格化すると見られています。
選定が本格化すれば、ボーイングがP-8ポセイドン、エアバスもA320改造機などを提案すると見られ、輸出の可能性は相当厳しいと思われますが、案外P-1にラウンデルは似合いそうです。