エアバス・ヘリコプターズ、川崎重工と新型ヘリを陸自へ提案か

エアバス・ヘリコプターズ、川崎重工と新型ヘリを陸自へ提案か

エアバス・ヘリコプターズは、陸上自衛隊が選定作業を進めている次期汎用ヘリコプター(UH-X)に、新開発のX4を提案している模様です。Aviation Weekが2014年12月31日付けで報じています。

X4はエアバス・ヘリコプターズが開発中の双発ヘリコプターで、総重量4.3トンのAS365や4.9トンのEC155の後継機と見られていますが、6.4トンのアグスタ・ウエストランドAW139の競合機とする狙いもあるようです。陸上自衛隊では5.5トンクラスの双発機を求めていますので、これに合致する可能性があります。

日本ではエアバス・ヘリコプターズとの関係が長い川崎重工がパートナーとなり、X4の動力関係やローターを同社で生産する話し合いがもたれているとのことです。

Aviation WeekではX4が初飛行さえしていないことや、純民間用のヘリであることを日本の防衛省が受け入れるか難しいとしていますが、この提案が採用されれば、日本が世界の武器市場へ進出する突破口になる可能性があるとしています。

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