ニコンの「サンヨン」がリニューアル 大幅な小型軽量化を実現

ニコンの「サンヨン」がリニューアル 大幅な小型軽量化を実現

ニュース画像 1枚目:AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR
© Nikon Corporation
AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR

ニコンは、一眼レフデジタルカメラ用望遠レンズ「AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR」を2015年1月14日に発表し、1月29日から希望小売価格267,300円(税込)で発売します。

ニコンの300mm F4望遠レンズは、比較的廉価で写りが良く、小型軽量であることから航空機を撮影するファンには「サンヨン」の愛称で親しまれてきました。

以前のモデルから約14年ぶりにリニューアルされたレンズは、VR(手振れ補正)機構と逆光に強いナノクリスタルコートのほか、ニコン初のPF(Phase Fresnel : 位相フレネル)レンズを採用して重さを545グラム軽量化し、全長も75ミリ短縮して大幅な小型軽量化を実現しています。ほぼAF Nikkor 180mm f/2.8D IF-EDと同じような重さと長さです。

PFレンズは、光の回折現象を利用して色収差を補正するレンズです。レンズの軽量化には有効ですが、強い光源がある場合に色つきのフレアが発生する可能性があり、ニコンでは無料のソフトウェア「Capture NX-D」で軽減できるとしています。

4.5段分の手ブレ補正効果のあるVR機構には、新たにスポーツモードが設けられ、流し撮りに有効とのことです。

また、ニコンではDXフォーマット用の望遠ズームレンズ「AF-S DX NIKKOR 55-200mm f/4-5.6G ED VR II」と、タッチパネル操作が可能なバリアングル液晶採用の一眼レフデジタルカメラ「ニコンD5500」も同時に発表しました。

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