アリタリアの新戦略、新ブランド導入、提携会社と協力強化で収益改善へ

アリタリアの新戦略、新ブランド導入、提携会社と協力強化で収益改善へ

ニュース画像 1枚目:アリタリア航空 A330-200 主翼
© Alitalia
アリタリア航空 A330-200 主翼

アリタリア航空は、2015年1月20日、同社の新たな戦略を発表しました。プレミアム航空会社として運営し、新路線、新製品、サービスを導入し、コスト管理の強化、新ブランド・コンセプトを採用します。エティハド航空による投資を受け、アリタリア航空が経営立て直しを進めるものです。エティハド航空はアリタリア航空が2017年までに収益改善を実現することを設定しており、その具体的な戦略となります。

ネットワーク展開のうち、ハブ空港はミラノ・マルペンサが長距離路線、ミラノ・リナーテは他社との接続を重視、ローマ・フィウミチーノは長距離路線、短・中距離路線ともに便数を拡大します。

提携戦略は、スカイチーム加盟会社のうち特にエールフランス/KLM、デルタ航空とさらなる提携関係を強化する機会を探りつつ、エティハド航空、エア・ベルリン、ニキ航空とエティハド・エアウェイズ・パートナーズとの接続性を強化します。これにより、各地で利用者の選択肢を高めていきます。

また、顧客サービスでは、ハブ空港とするローマ、ミラノ・マルペンサ、ミラノ・リナーテでは、イタリアらしいおもてなしを提供していきます。特にラウンジのリニューアル、提供する食事メニューの充実などを行う計画です。

あわせて、「アリタリア(Alitalia)」の名称は変更しませんが、新しいブランドを展開するため、ビジュアル・アイデンティティを新たに導入し、航空機、制服、顧客サービスを行う各所で展開します。

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