大韓航空、ビジネスクラスを「プレステージ・スイート」にアップグレード

大韓航空、ビジネスクラスを「プレステージ・スイート」にアップグレード

ニュース画像 1枚目:大韓航空が導入を発表したプレステージ・スイート
© Korean Air
大韓航空が導入を発表したプレステージ・スイート

大韓航空は2015年2月3日、ビジネスクラスの「プレステージクラス」を新たに「プレステージ・スイート」としてリニューアルすると発表しました。大韓航空は長年に渡ってプレミアムクラスのサービス改善を進めており、今回のサービス向上もその一環としています。世界の航空会社がプレミアム旅客の争奪戦を続けており、特に韓国ではアシアナ航空がA380で新たなプレミアムサービスを展開していることも意識し、アップグレードを進めているとみられます。

「プレステージ・スイート」は、大韓航空の各種機体に装備される計画です。最初に投入されるのは仁川発着の広州、シンガポール、ハノイ線で運航するA330-300で、さらに新たに受領するA330-300の6機、777-300ERの12機、747-8インターコンチネンタルの10機、787-9の10機に装備します。これらの新機材38機は2018年までに導入され、デリバリー時には新シートが装備されます。

この新たに発表した「プレステージ・スイート」は、利用者が好みに応じてプライバシーを確保し、同時に快適な空間を確保することがコンセプトです。アームレストは自動的に滑り落ちる仕様で、幅広さを確保できるほか、フルフラットベッドになります。シート幅はこれまでのプレステージクラスでは21インチですが、リニューアルで22.5インチのとなります。

プライバシーパネルは座席間に設けられており、座席間だけでなく、通路側にも設けられています。また、各シートにはファーストクラスで装備されることの多いオットマンが設けられ、同じ便に搭乗する同僚と仕事の打合せをしたり、家族と話すことも出来るようになっています。

また、窓側の旅客は通路側の旅客が寝ている場合でも起こすことなく通路にアクセス出来るようになっています。この窓側のシートピッチは87インチと以前のプレステージクラスから12インチ増え、通常の75インチと比べ広くすることで、通路へのアクセスを確保しています。

また、エンターテインメントシステムも一新し、スマートフォンと同様に操作ができるリモコン「タッチパッド」を採用しています。これにより、手元のタッチパッドで映画、音楽、ゲーム、各種インフォメーションを操作し、楽しむことができます。また、モニターは現行より6インチ大きい17インチと大型化しています。

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