トランスアジア「B-22816」事故、旅客捜索を継続 エンジンも点検

トランスアジア「B-22816」事故、旅客捜索を継続 エンジンも点検

トランスアジア航空(復航航空)は2015年2月4日(木)、台北松山発金門着GE235便、ATR 72-600「B-22816」が離陸後、基隆河に墜落した事故について現地23時現在で最新の情報を更新しています。

この便には乗員乗客58名、このうち乗客53名、乗員5名が搭乗していました。搭乗者のうち、中国籍31名でこのうち3名が子ども、台湾籍は乗員を含む22名でこのうち1名が子どもです。

台湾民用航空局は2月4日22時現在で41名を発見、うち26名は死亡、15名は病院に搬送されたと発表しています。また、トランスアジア航空の23時の発表では現場で引き続き17名の旅客を捜索しています。

なお、事故を受けトランスアジア航空は民用航空局の指示に従い、ATR機のエンジン点検を行っています。飛行再開までにこの一斉の特別点検が行われ、終了後に再び運航に戻されます。墜落した「B-22816」は2014年4月に受領した機材で、2015年1月26日に定例の整備を終えたばかりの機体です。

また、墜落した「GE235」便は2月5日から「GE2352」便として運航される予定です。

事故機の製造メーカー、ATRもコメントを発表しており、事故調査にあたる台湾民用航空局をはじめ、製造国のフランス航空事故調査局(BEA:French Bureau d'Enquêtes et Analyses)が支援し、ATRもこの調査に協力するとしています。

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