アメリカ海軍作戦部長(CNO)のジョナサン・グリーナート大将が海軍の次期戦闘機F/A-XXにスピードとステルス性は不要との発言に対し、ロッキード・マーティン・スカンクワークスの幹部、ロブ・ワイス氏が海軍のF/A-XXと空軍のF-Xにはステルス性が必要と反論しました。アメリカ海軍系のメディアUSNI Newsが2015年2月18日、報じています。
グリーナート大将は、速く飛ぶと熱を発するので高速である必要はなく、ステルス性に頼らないとし、必要なのは多くの兵器を搭載する能力と、無人機化できるモジュラー性と発言していました。
ワイス氏は、海軍はEA-18Gのような電子攻撃機で敵防空網突破を戦術として採用しているのでステルスの重要性に気付いてなく、任務達成率や生存性でステルス機が優位なことはデータを見れば明らかだとしています。そのうえで今後、ステルス性のない戦闘機を設計するつもりはないと断言しています。
ロッキード・マーティンのスカンクワークスは、P-80からF-104、U-2、SR-71、F-117などを開発してきた極秘プロジェクト開発部門で、最近ではF-22やF-35の開発を主導しています。