エールフランス・KLM-マーティンエア・カーゴは2015年4月10日、ボルボ・オーシャンレースに参加する中国の東風(ドンフェン)レースチーム向けにアムステルダム・スキポールからサンパウロへ長さ30メートルのマストを輸送しました。
2014-2015のボルボオーシャンレースの第5レグで、ドンフェン・レースチームは南極海の強風、巨大な波と氷山という南極海の過酷な環境に直面し、マストが壊れる事態に巻き込まれてしまいました。
このため引き続きレースを続けるドンフェン・レースチーム向けに、KLMの747貨物機にスペア・マストが搭載され、空輸されました。このマストは30メートルの長さとあって、ノーズドアから積込まれ、サンパウロへと輸送されました。KLM、マーティンエアはこれまでにも同様にスペアのマストを輸送した事例があるとしています。
なお、ボルボオーシャンレースは4月19日に第6レグがスタートしますが、この再開を前にサンパウロの空港からトラックで停泊するイタジャイまで輸送されました。