バルト海でのRC-135UとSu-27の接近飛行が外交問題化

バルト海でのRC-135UとSu-27の接近飛行が外交問題化

ニュース画像 1枚目:アメリカ空軍のRC-135Uコンバットセント偵察機
© USAF
アメリカ空軍のRC-135Uコンバットセント偵察機

アメリカ政府はバルト海上空でのSu-27の危険な飛行について、ロシア政府へ抗議したと、2015年4月12日に国防総省のマーク・ライト報道官が明らかにしました。AP通信が伝えています。

この抗議は、4月7日にポーランド北の公海上を飛行したアメリカ空軍のRC-135U偵察機に対して、インターセプトしてきたロシア空軍のSu-27が後方から高速で接近し、2回以上追い越したり接近するなど「プロらしくない危険な飛行をした」というものです。

アメリカ政府は、2014年4月にもオホーツク海上の偵察機へのインターセプトについてロシア政府に抗議をしています。

一方ロシア軍のイーゴリ・コナシェンコフ報道官は「RC-135Uはトランスポンダを切ってロシア国境に向けて飛行してきた。ロシア空軍パイロットは職責を果たした。アメリカの偵察機はアメリカ国境に沿ってのみ飛行すればいい」と話しています。

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