
© U.S. Air Force photo/Senior Airman Peter Reft
アイルソンAFBを離陸する18AGRSのF-16C。演習で仮想敵を務めるため独特なカモフラージュ塗装をしている。
アメリカ空軍は、アラスカ州アイルソン空軍基地(AFB)にF-35A配備後も、F-16を18機保有する第18仮想敵飛行隊(18AGRS)を、同AFBに維持すると2015年4月14日に発表しました。
現在18AGRSが配備されているアイルソンAFBは、2019年から48機のF-35Aが配備されることが2014年8月に決定しました。それとあわせて18AGRSの配置についても検討されましたが、アイルソンAFBは統合太平洋アラスカ演習場群に近くレッドフラッグ・アラスカの支援が容易なことと、太平洋地域への演習に展開する際も便利なことなどが評価され現状のままと決まりました。
18AGRSをほかの基地に移動させた場合、演習のたびに1.23億ドルの経費がかかり、アイルソンAFBに新たな施設を建設するコストをわずか3年で上回ってしまうとしています。アメリカ空軍はすでにF-35AとF-16の両方を運用する際の環境評価をはじめています。
アラスカ州の統合基地(JB)エルメンドルフ・リチャードソンには、F-22Aラプターが2個飛行隊配備されており、アラスカにはアメリカ空軍の最新鋭機種が集められています。