ボーイングは2015年4月14日、ハンブルクで開催されているインテリア・エクスポで、737ファミリー向けに収納スペースを拡大した新たな「スペース・ビン (Space Bin)」を展示しています。このスペース・ビンは、より多くの荷物を機内に積み込みたいという要望に対応したもので、737 Next-Generationのスカイインテリア機のピボットビンより大きく、標準的な大きさの荷物が6個収納できます。
スペース・ビンを装備した機材は、737-900ERまたは737 MAX 9で194個と現在の132個から62個の荷物を多く収納できるようになります。また、737-800または737 MAX 8では174個と現在の118個、737-700または737 MAX 7では130個と現在の90個からそれぞれ増加します。
このスペース・ビンに荷物を格納する作業は、これまでより下のスペースに棚が降りてくることから、収納しやすくなるほか、閉じる際も楽になるとしています。また、ボーイングでは、新しい収納棚で航空会社は、乗客がより速く搭乗しターンアラウンドタイムが短縮されることを期待でき、乗客は搭乗時にキャリーオンバッグのスペースが無いという不安が減るだろうとしています。
なお、このスペースビンはすでにアラスカ航空が導入を決めているほか、デルタ航空もこのスペースビンを発注しています。