アメリカ海軍の無人艦載実証機(UCAS-D)、X-47Bの試験打ち切りの可能性があるニュースが伝えられたばかりですが、同じUSNI Newsが2015年4月15日、海軍・海兵隊が導入する有人戦闘攻撃機はF-35が最後になるとのレイ・メイバス海軍長官の発言を紹介しています。
メイバス長官は「無人システム、とくに自律式のものは今後増え続ける戦場で普通のものになる。F-35は海軍省が導入する最後の有人戦闘攻撃機になるだろう」と発言しました。
そして、メイバス長官は海軍省内に、無人システムに関する副次官と参謀のポストを新たに設けることも明らかにしています。海軍では無人艦載偵察攻撃機(UCLASS)をE-2ホークアイの指揮下で運用することを計画しているとのことです。
そうなるとX-47Bの試験は継続されることになり、海軍内でも将来戦闘機に関する様々な意見があることが分かります。F/A-18E/Fスーパーホーネットの後継機となるF/A-XXが、有人機となるのか無人機となるのか、有人/無人両用機となるかは、まだまだ結論が出そうにありません。