カタール航空は2015年4月29日、A320を1日に一挙、4機を受領したと発表しました。同社は航空業界で初めて、1日で4機を受領したと紹介しています。
サウジアラビアに設立するアル・マハ・エアウェイズのグリーンの塗装が施され、受領式典はエアバスのトゥールーズ工場で開催されました。この機材は当面、カタール航空の運航する中東路線を中心に投入され、運航開始と同時にアル・マハ・エアウェイズに導入されます。このため、機体記号はいずれもカタール籍で登録されており、「A7-LAA」「A7-LAB」「A7-LAC」「A7-LAD」となっています。
なお、アル・マハ・エアウェイズは当初、2014年中の運航開始が計画されていましたが、サウジアラビアの航空当局と運航権の認可に手間取っており、現在の就航計画は2015年内としています。
今回、カタール航空が受領した4機のうち、製造が最も早い「A7-LAA」は2014年10月29日の初飛行した機体で、受領を遅らせていた模様です。予定していた就航計画が遅れていることで、1日で4機を受領することにつながった可能性もあるようです。