F-4後継の次期戦闘機選定、いよいよ大詰め

F-4後継の次期戦闘機選定、いよいよ大詰め

防衛省は2011年9月26日午前に、航空自衛隊の次期戦闘機に関するメーカーの提案書を締め切った。年内にはいよいよ機種を選定し、2012年度予算に調達経費を計上する。

次期戦闘機は老朽化した現用のF-4EJ改の後継となるもので、2個飛行隊、約40機を配備する予定。当初本命とみられていたアメリカ空軍のステルス戦闘機、ロッキードF-22ラプターがアメリカ政府の輸出禁止措置により入手が不可能となり、選定が難航していた。提案書が提出された候補機は以下の3機種。

ロッキードF-35ライトニングⅡ-アメリカ空軍、海軍、海兵隊向けの統合打撃戦闘機(JSF=Joint Strike Fighter)。候補機の中で唯一のステルス機。現在開発中のため、性能や価格、入手次期など未確定の部分が多い。

ボーイングF/A-18E/Fスーパーホーネットーアメリカ海軍が配備中の最新の艦載戦闘攻撃機。加速性や最高速度などの飛行性能が現用のF-15Jに劣るが、最新の搭載電子機器が魅力。

ユーロファイター・タイフーンーイギリス、ドイツ、イタリア、スペインが共同開発した戦闘機。飛行性能が優れるものの、搭載電子機器が時代遅れ。いままでアメリカ戦闘機一辺倒だった航空自衛隊に採用される可能性ありとして、好条件を提示している模様。

期日: 2011/09/26から
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