那覇空港でANA、JTA、空自ヘリが絡む重大インシデントが発生

那覇空港でANA、JTA、空自ヘリが絡む重大インシデントが発生

那覇空港で2015年6月3日、全日空(ANA)、日本トランスオーシャン航空(JTA)、航空自衛隊のヘリコプターが衝突する可能性のあるインシデントが発生しました。運輸安全委員会は重大インシデントに認定し、調査を開始しました。

ANAの那覇発新千歳行きANA1694便、737-800が離陸のため滑走路を加速していたところ、航空自衛隊のCH-47Jヘリコプターがその前方を横切りました。このため、ANAは離陸を中止しました。さらにANAの737-800が滑走路を開ける前に、管制官が着陸のやり直しを指示したものの、JTA610便が着陸したものです。

このインシデントによるトラブルなどはなかったものの、重大事故が発生する可能性があるとして、調査が行われます。これについて中谷防衛相は「このような事案が発生したことは、大変遺憾であり、今後このような事案が発生しないよう、再発防止策・安全対策を講じて参ります」とコメントし、調査に全面的に協力する考えです。

なお、ANA1694便は、このインシデントを受け機材点検のため欠航となりました。

メニューを開く