ルフトハンザ・テクニークは2015年5月18日、ジュネーブで開催されているヨーロピアン・ビジネス・アビエーション・コンベンション・アンド・エキシビション(EBACE2015)でVIP機の機内インテリアとして搭載できる「暖炉」を発表しました。機内は喫煙もしばらく前に禁止され、火気厳禁となっていますが、この「暖炉」は火のない暖炉です。
同社は多くの個人顧客は、自宅のリビングルームのように居心地の良い空間の要望が寄せられているとしています。ただし、これまで安全規制から暖炉は「禁止」されていましたが、規制当局からの安全面の要件を満たし、VIP機に搭載します。
この暖炉は、火が燃え盛る様子を水のミストに光を照射し、再現しています。このため、暖炉周辺は「冷たい」空間となります。温度や熱、音、火炎の強度を別途システムで制御、調整が可能です。なお、暖炉の周囲を被うインテリアデザインを除き、重量は約30キロ、消費電力は最大1300ワットです。