IATA、機内手荷物で各社の基準を「最適化」したスーツケースを発表

IATA、機内手荷物で各社の基準を「最適化」したスーツケースを発表

ニュース画像 1枚目:IATAで発表された新しいスーツケース
© International Air Transport Association
IATAで発表された新しいスーツケース

国際航空運送協会(IATA)は2015年6月9日、IATA主導ではじめて「最適化」した大きさの機内持込みスーツケースを開発したと発表しました。各航空会社のポリシーにより、機内持込みの手荷物の大きさが異なりますが、そのサイズを統一することで旅客に混乱を招くことなく、さらに多くの乗客が座席上の収納棚、オーバーヘッド・ビンを利用できるように工夫しました。

大きさは、縦55センチメートル、横35センチメートル、幅20センチメートルで、机上の計算では120名が搭乗する旅客機で全員が収納棚を利用することができます。このスーツケースには、IATAが推奨する機内持込みサイズに適合していることを示す「IATA Cabin OK」のロゴが付けられ、航空会社のスタッフたちにも認識しやすい様にします。

IATAでは、すでに国際線を運航する大手航空会社の数社が興味を示しており、近くそれぞれの会社のルールに組み込む予定だと紹介しています。

機内持込みの手荷物に関連し、エアバス、ボーイングともその収容力を増やすため、オーバーヘッド・ビンの改良を行っています。

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