2011年のパリ・エアショー開催時、エアバスが未来の旅客機「ZEHST(ゼスト)」の開発を公表、アジアとヨーロッパ間を3時間弱で結ぶ機体として話題になった。このほど、スペース・エクスペディション(Space Expedition Curaçao)社が、KLMオランダ航空と共同で世界の主要都市間を2時間未満で結ぶ飛行機を開発する計画を発表。超音速の航空機がにわかに盛り上がっている。
2012年にもXCORアエロスペースが開発する初期段階の機体「Lynx(リンクス)」が公開される予定だ。巡航速度は時速2200マイル、マッハ2.9と伝えられている。
2014年に予定されている初フライトは、約3分という短さで、価格は6万ポンド、約700万円のチケットと高額。ところが、すでに35名の予約があるという。現在でも、スペース・エクスペディションのトップページから購入でき、KLMもマイレージ会員の特典に利用するそう。
ちなみに世界各地を結ぶ2時間のフライトは今後15年から20年間をかけて開発するもの。民間の航空機は燃費効率を高める競争に注目され、スピード競争は陰を潜めつつありますが、やはり速く飛びたい欲求は無くならないですね^^