台湾空軍、F-16戦勝記念塗装機から日章旗を消す 友好関係に配慮

台湾空軍、F-16戦勝記念塗装機から日章旗を消す 友好関係に配慮

台湾空軍は「抗日戦争勝利70周年」記念塗装のF-16と経国戦闘機(IDF)にペイントした撃墜マークの日章旗を消した模様です。Focus Taiwanが、2015年7月1日付で報じています。

台湾空軍は、戦勝記念塗装としてアメリカ義勇空軍「フライング・タイガース」のマーキングをF-16とIDFに再現し、6月8日に公開しました。この機体には日章旗の撃墜マークがペイントされていました。しかし、現在は友好国であるはずの日本の国旗を、このような形で使用するのは好ましくないとの意見が、友好団体関係者から寄せられていました。

台湾空軍は、諸外国でも第二次世界大戦記念イベントで、現用の戦闘機に国旗を撃墜マークとしてペイントした例がないことを確認し、独自の判断で日章旗を消したと発表しています。決定には外部からの圧力は一切関係がないことを強調しています。

7月4日に開催される戦勝記念パレードには、記念塗装の機体が飛行するほか、展示されるカーチスP-40ウォーホークのレプリカには史実どおり5個の撃墜マークがペイントされています。

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