米豪のC-17 7機が450名以上兵員をアラスカから空輸・降下させる

米豪のC-17 7機が450名以上兵員をアラスカから空輸・降下させる

ニュース画像 1枚目:アラスカからノンストップで空輸した空挺隊員を、オーストラリアの演習場に降下させるC-17
© U.S. Air Force photo by Senior Airman Stephen G. Eigel
アラスカからノンストップで空輸した空挺隊員を、オーストラリアの演習場に降下させるC-17

アメリカ空軍のC-17 5機とオーストラリア空軍のC-17 2機が、2015年7月8日、アラスカの統合基地(JB)エルメンドルフ・リチャードソンからオーストラリアのアンバレー基地までノンストップ飛行し、途中450名以上のアメリカ陸軍のパラシュート兵を演習場に降下させました。

この大がかりな空輸訓練は、現在開催中の米豪合同演習「タリスマン・セイバー 2015」の一環で、1,000名以上の兵員が22時間にわたり関与しました。

参加したC-17は、オーストラリア空軍第36空輸飛行隊から2機、アメリカ空軍航空機動軍団(AMC)から4機、アメリカ空軍太平洋空軍(PACAF)から1機で、このほかカリフォルニア州トラビス空軍基地(AFB)のKC-10が4機、ニュージャージー州JBマクガイア・ディック・レイクハーストのKC-10が3機参加し、80万4,000ポンドの燃料を空中給油しました。

太平洋を横断したアラスカ州第25歩兵師団第4旅団戦闘団の降下兵は、予定と5分も違わずにオーストラリア・クイーンズランド州Kapyong飛行場にパラシュート降下しました。訓練を指揮したハワイの第613航空作戦センター航空機動部空輸管制チームのKaialii Kahele少佐は「地球表面積の52%を占める太平洋地域のどこへでもいつでも到達できることを実証した」と話しています。

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