防衛省は、アメリカ軍再編に係る嘉手納基地からの訓練移転の一環として、2015年8月17日(月)から9月4日(金)までの期間、岩国基地に所属するアメリカ海兵隊による、本来、嘉手納基地で行う訓練が、グアムや北マリアナ諸島など日本国外で実施されることを発表しました。
この訓練移転は、嘉手納、岩国、三沢の各アメリカ軍基地周辺の騒音軽減を目的として実施されるもので、2015年度は千歳、三沢、百里、小松、築城、新田原の各航空自衛隊基地とグアムへの訓練移転が計画され、今回の嘉手納からの訓練移転はその一環として実施されます。
訓練は、アメリカ海兵隊岩国基地所属の第12海兵航空群が実施し、10機程度のF/A-18と人員260名程度が参加します。グアム島のアンダーセン空軍基地と北マリアナ諸島のファラロン・デ・メディニラ空対地射場において戦闘機戦闘訓練と空対地射爆撃訓練が実施されます。
なお、日米合同委員会合意に基づく嘉手納基地からの訓練移転は、今回の移転で23回目となります。