第305飛行隊、百里基地から新田原基地へ移動か

防衛省は、2016年度にも宮崎県の新田原基地に、F-15J/DJを装備する第305飛行隊(305SQ)を茨城県の百里基地から移動させ、アラート任務などにつかせる計画を検討しています。宮崎日日新聞が2015年8月9日に報じています。

現在、新田原基地でアラート任務に就いているのは、F-4EJ改を装備する301SQだけで、東シナ海で活発化する中国機への対処を考えてF-15J/DJに能力を強化するものとみられます。

305SQの移動により、301SQが百里基地へ移動するかは不明ですが、老朽化したF-4EJ改とRF-4E/EJを百里で集中運用するのは理にかない、一方の新田原基地も装備する戦闘機がF-15J/DJのみとなり効率化が図られると思われます。

2015年度に築城基地の304SQが那覇基地に移動し第9航空団が新編され、2016年度に三沢のF-2飛行隊1個が築城基地へ移動する予定です。三沢基地にはF-35の飛行隊が新編されます。

■現在の戦闘機配置
・千歳　　第2航空団　第201飛行隊(F-15)、第203飛行隊(F-15)
・三沢　　第3航空団　第3飛行隊(F-2)、第8飛行隊(F-2)
・百里　　第7航空団　第301飛行隊(F-4)、第305飛行隊(F-15)
・小松　　第6航空団　第303飛行隊(F-15)、第306飛行隊(F-15)
・築城　　第8航空団　第6飛行隊(F-2)、第304飛行隊(F-15)
・新田原　第5航空団　第301飛行隊(F-4)
・那覇　　第83航空隊　第204飛行隊(F-15)