天草エアライン、日本で初のATRを受領

天草エアライン、日本で初のATRを受領

ニュース画像 1枚目:天草エアラインのATR 42-600
© ATR
天草エアラインのATR 42-600

天草エアラインは2015年8月13日、フランスのトゥールーズでATR 42-600を受領しました。これにより、天草エアラインは日本で初めてATRを導入する会社という日本の航空史の1ページに名を刻みます。この機材は日本にフェリーされた後、乗員訓練などが行われ、既存の天草発着福岡、熊本線をはじめ、伊丹/熊本線に投入されます。

このATR 42-600は航空機リース会社のノルディック・アビエーション・キャピタル(NAC)が発注した機材で、それが天草エアラインに売却されたものです。この機体は48席仕様で、客室はアルモニア仕様となっているほか、コクピットはグラスコクピット化され、パイロットの操縦を補助する最新のアビオニクスが採用されています。

天草エアラインの吉村孝司社長は、「日本でATRを初めて運航し、乗客に快適で信頼性の高い機体を提供できることは誇りです。さらに現在の保有機から座席数が増え、1座席あたりの運航コストを抑えつつ、環境に優しい機体を運航できる」とコメントしました。

NACは、世界各地の航空会社がATR-600シリーズに関心を示している中、経年機の機材更新には50席クラスのATRは優れた選択で、かつ同社の発注済み分をリースし、あらゆる財政面の支援を行うこともできると、同社のアピールをしています。

ATRも今回の天草エアラインのATRの導入で日本で初めてとなる運航に歓迎しています。また、日本エアコミューターから8機確定受注を獲得しており、引き続きATRの導入を検討する航空会社を支援する考えです。

※NACはリースではなく、天草エアラインに機体を売却した旨を発表しました。これを受けて文中を修正しています。

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