フィリピン航空、UAE航空会社との競争環境に不満 新たな発着枠提供に反対

フィリピン航空、UAE航空会社との競争環境に不満 新たな発着枠提供に反対

フィリピン航空は、2015年8月27日、進行中のアラブ首長国連邦と航空交渉について懸念を示しました。フィリピン航空は、中東、ヨーロッパ、アメリカ東海岸へ新しい路線を開設する投資計画を策定していますが、この計画に大きな影響をもたらすかもしれません。

この2年のあいだ、フィリピン航空はマニラ発着で、中東地域の4地点、さらにロンドン、ニューヨークへの乗り入れを開始しました。航空交渉でアラブ首長国連邦の航空会社に発着枠をさらに与えることは、市場にゆがみを生み、フィリピン航空を新たに開始した路線を運休することにつながりかねない、と主張しました。

あわせて、フィリピン航空はアラブ首長国連邦の航空会社に公平な競争を行う環境が作られていないと主張しているのは、アメリカでもデルタ航空、ユナイテッド航空、アメリカン航空があり、それらは国家からの助成金に対して、不公平な競争を生み出すものとなっているとしています。

UAEの航空会社との競争環境の不公平な状況について、すでにヨーロッパでも調査が行われることとおなっており、アメリカ、ヨーロッパ、アジアと世界各地に広がりつつあるようです。

期日: 2015/08/27から
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