イギリス空軍(RAF)は、2015年8月27日、NATOバルティック・エア・ポリーシング(BAP)ミッションのため、エストニアのアマリ基地に派遣していた第6飛行隊(No.6 Sqn.)のタイフーンが、RAFロジーマスに帰還したと発表しました。
No.6 Sqnのタイフーンは、2015年5月からエストニアでスクランブル任務につき、4カ月間で17回出撃して36機を確認しました。その中にはMiG-31フォックスハウンドやSu-34フルバック戦闘機、Tu-22M3バックファイアC爆撃機、An-26カール観測機が含まれ、イギリス機としては初めてA-50メインステイ早期警戒管制機をインターセプトしました。
NATO BAPミッションは、戦闘機部隊を持たないバルト3国の防空をNATO加盟国が交代で務めているものです。イギリスのマイケル・ファロン国防相は「RAFとタイフーン戦闘機は、NATOの集団防衛政策へイギリスが深く関与していることを実証した。同盟国とともにNATOの空域を守る決意を表している」とコメントしました。