バルト3国の防空を担うNATOバルティック・エア・ポリーシング(BAP)ミッションの交代式が2015年8月31日、リトアニアのシャウレイ基地で開催され、リード任務がノルウェー空軍のF-16部隊からハンガリー空軍のグリペン部隊に移されました。
ノルウェー空軍は2015年5月からこの任務に就き、ドイツのウエーデムにある統合航空作戦センター(CAOC : Combined Air Operations Centre)の指揮と、ラムシュタインにある連合軍航空軍団'AIRCOM : Allied Air Command)の監督を受けていました。
この間、イタリア空軍もシャウレイにタイフーンを2回ローテーションさせ、イギリス空軍もエストニアのアマリ基地に4機のタイフーン、ベルギー空軍が1月からポーランドのマルボルク基地にF-16を派遣し、4カ国の戦闘機はCAOCの指揮下で約200回の訓練と実際のインターセプトを実施しました。
ハンガリー空軍がリードする39回目のローテーションは、9月1日から12月31日までで、シャウレイ基地にハンガリー空軍のJAS39グリペン4機と、アマリ基地にドイツ空軍のタイフーン4機が配備されスクランブル任務に就きます。