エアバスは2015年9月8日、A330-200で最大離陸重量(MTOW)242トンに増加した派生型について、ヨーロッパ航空安全庁(EASA)から型式証明を取得したと発表しました。A330-300では2015年4月に型式証明を獲得し、その初号機はすでにデルタ航空にデリバリーされています。A330-200 MTOW242トンでは、アメリカ連邦航空局(FAA)から、追加型式証明を近く獲得する見込みです。
エアバスはA330-200 MTOW242トンについて、現行機の238トンと比べ650キロ長い航続距離を運航することができます。これにより、航続距離は13,400キロとなります。また、空力特性の改良、エンジンの機能強化を図り、これにより燃費消費量も2%改善されます。
エアバスはこれにより、A330-300 MTOW242トンとあわせ、A330neoの開発に向けて大きなステップにもなるとしています。