スホーイ、SSJ-100長距離型の疲労強度試験を開始

スホーイ、SSJ-100長距離型の疲労強度試験を開始

ニュース画像 1枚目:スホーイ・スーパージェット100
© Sukhoi
スホーイ・スーパージェット100

スホーイは、ジューコフスキー航空流体力学中央研究所(TsAGI)で、2015年10月22日から、スーパージェット100(SSJ-100)長距離型の5万4,000サイクル、7万飛行時間の寿命を確認する疲労強度試験を開始しました。

製造番号「95075」のSSJ-100/RRJ-95LR-100は、2014年に分解されてAn-124ルスランで、モスクワ近郊ジューコフスキーのラメンスコエ飛行場に到着し、計測装置の取り付けと組み立てが実施されました。

疲労強度試験では、主要構造すべてに乱気流を含むあらゆる荷重がかけられてチェックされ、寿命が確定し、現在運航中の機体の整備に反映されます。現時点で確認されている寿命は6,000サイクル、9,000飛行時間です。

SSJ-100長距離型は、航空機登録州際委員会(IAC AR)が2013年に型式証明を発行して、現在ロシアのエアラインが運航中です。そして、欧州航空安全庁(EASA)の型式証明取得に向けて作業中です。

SSJ-100長距離型は4,578キロ(2,470カイリ)、最大離陸重量49,450キロの機体を、離陸推力が5%アップしたSaM146エンジンで飛ばします。

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