宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2015年11月24日(火)、H-IIAロケット29号機(H-ⅡA F29)を、種子島宇宙センターで15時23分から17時7分の間に打ち上げます。同機構は、Youtubeやニコニコ生放送などの動画配信サービスで生放送するほか、全国のJAXA施設でパブリックビューイングを実施することを発表しました。
11月24日(火)のネット中継では、打ち上げの様子を14時45分から16時まで、衛星分離の様子を19時30分から20時20分までの2部構成で放送します。これは同ロケットが、JAXAによる基幹ロケット高度化開発の成果を第2段機体に適用して高度化を実現、長時間飛行や第2段エンジン再々着火によって、地球から離れた軌道を周回する静止衛星の打ち上げ性能を向上しているため、その様子を放送するために2部構成としています。
なお、H-IIAロケット29号機では、カナダの通信会社「テレサット」が開発した通信放送衛星「Telstar 12 VANTAGE」をペイロードとして搭載しており、天候不良やトラブルが生じた際に、引き伸ばしされる「打上げ予備期間」は11月25日(水)から12月31日(木)までが設定されています。
パブリックビューイングが実施される場所は以下のとおりです。衛星分離の様子はネット中継の配信のみで、パブリックビューイングでは放送されません。
■パブリックビューイング実施予定場所
JAXA 筑波宇宙センター (スペースドーム)
JAXA 調布航空宇宙センター (展示室内レクチャールーム)
JAXA 相模原キャンパス (展示室)
JAXA 地球観測センター (展示室内 会議室)
JAXA 角田宇宙センター (管理棟 講堂)
JAXA 沖縄宇宙通信所 (展示室)
