JAXA、11月24日にH-IIAロケット29号機でカナダの衛星を打ち上げへ

JAXA、11月24日にH-IIAロケット29号機でカナダの衛星を打ち上げへ

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2015年9月18日(金)、打ち上げ準備が進められているH-IIAロケット29号機(H-ⅡA F29)を、11月24日(火)の15時23分から17時7分の間に打ち上げることを発表しました。天候不良やトラブルが生じた際に、引き伸ばしされる「打上げ予備期間」は11月25日(水)から12月31日(木)までが設定されています。

H-IIAロケット29号機では、カナダの通信会社「テレサット」が開発した通信放送衛星「Telstar 12 VANTAGE」をペイロードとして搭載、打ち上げを行い、静止軌道に投入します。同ロケットは、JAXAによる基幹ロケット高度化開発の成果を第2段機体に適用して高度化を実現、長時間飛行や第2段エンジン再々着火によって、地球から離れた軌道を周回する静止衛星の打ち上げ性能を向上しています。

なお、JAXAによる海外衛星の打ち上げは、2012年に日本の観測衛星との相乗り機としてH-IIAロケット21号機で打ち上げられた、韓国航空宇宙研究院の多目的実用衛星「アリラン3号」以来の2例目で、今回の打ち上げは初の単独商業打ち上げとなります。JAXAでは2017年にも海外顧客からの打ち上げ3例目となるドバイ先端科学技術研究所の観測衛星を打ち上げる予定です。

期日: 2015/11/24
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